家づくりを考えていると、必ずと言っていいほど出てくるのが
「廊下って必要?」という問題。
我が家はマンションを購入後、13年間廊下なしの家で暮らしました。
その経験を元に、廊下なしのメリット・デメリットをまとめます。
幅1m、長さ5mの廊下がなくなれば、その面積分を部屋として使える。
我が家は子ども部屋を広く取ることができました。
洗濯・掃除・片付け…すべての動作が最短距離で済む!
無駄な動線がなく、「ついで家事」もしやすい構造です。
リビングのすぐ隣が子ども部屋なので、
「子ども部屋は使われず物置状態」になりにくいのも特徴。
LDKから個室のドアの開閉状況がひと目で確認できるので、
掃除のし忘れがない。
廊下にモノを置かない工夫も自然と生まれます。
子ども部屋とLDKが隣接しているので、
子どもの様子をすぐ確認できるのは安心。
ここからは「共感」してもらえるかもしれないリアルな話です。
子どもの友達が遊びに来ると、LDKを必ず通ってから子ども部屋へ。
パジャマ・ノーメイクのタイミングだと気まずい!
来客時、子どもがトイレに行くにも挨拶必須。
※我が家はトイレが洗面の奥にあったので気にならなかったけど、
LDK直通だとニオイや音の問題もあります。
玄関ホールがない間取りは、来客時に生活感が出やすい。
「さすがにこれは嫌」という人も多いかもしれません。
ドアが多くて壁が取れず、置ける家具が限られる。
ただ、我が家は設計時に家具を最小限に絞っていたので
実際は特に困りませんでした。
今の家では白いドアで壁に同化させる工夫をしています。
6LDKのような大きめな間取りになると、LDKの壁がドアだらけに。
将来的な間仕切りや分割も難しい構造になりがちです。
廊下の先に窓があると抜け感があり、ちょっとしたニッチや飾り棚を設ける楽しみも。
廊下のある家に戻ってみて、そんな“ゆとり”の魅力も感じました。
とにかく合理的。無駄がない。
それが私たち家族にとっての答えでした。
とはいえ、廊下ありの良さも今回あらためて実感。
どちらが正解というより、ライフスタイルや価値観に合う選択が大切ですね。
これから家づくりをする人の参考になったら嬉しいです。
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