家づくりを考えていると、必ずと言っていいほど出てくるのが
「廊下って必要?」という問題。
我が家はマンションを購入後、13年間廊下なしの家で暮らしました。
その経験を元に、廊下なしのメリット・デメリットをまとめます。
廊下なしのメリット

① 空間を無駄なく活用できる
幅1m、長さ5mの廊下がなくなれば、その面積分を部屋として使える。
我が家は子ども部屋を広く取ることができました。
② 家事動線が短い
洗濯・掃除・片付け…すべての動作が最短距離で済む!
無駄な動線がなく、「ついで家事」もしやすい構造です。
③ 子ども部屋が物置化しない
リビングのすぐ隣が子ども部屋なので、
「子ども部屋は使われず物置状態」になりにくいのも特徴。
④ ロボット掃除機との相性がいい
LDKから個室のドアの開閉状況がひと目で確認できるので、
掃除のし忘れがない。
廊下にモノを置かない工夫も自然と生まれます。
⑤ 親が子どもの気配を感じやすい
子ども部屋とLDKが隣接しているので、
子どもの様子をすぐ確認できるのは安心。
でも…廊下がないことで困ったことも
ここからは「共感」してもらえるかもしれないリアルな話です。
廊下なしのデメリット

① プライバシー確保が難しい
子どもの友達が遊びに来ると、LDKを必ず通ってから子ども部屋へ。
パジャマ・ノーメイクのタイミングだと気まずい!
来客時、子どもがトイレに行くにも挨拶必須。
※我が家はトイレが洗面の奥にあったので気にならなかったけど、
LDK直通だとニオイや音の問題もあります。
② 玄関からLDKが丸見え
玄関ホールがない間取りは、来客時に生活感が出やすい。
「さすがにこれは嫌」という人も多いかもしれません。
③ 壁が少なくて家具配置に制限が出る
ドアが多くて壁が取れず、置ける家具が限られる。
ただ、我が家は設計時に家具を最小限に絞っていたので
実際は特に困りませんでした。
今の家では白いドアで壁に同化させる工夫をしています。
④ 間取りに工夫が必要になる
6LDKのような大きめな間取りになると、LDKの壁がドアだらけに。
将来的な間仕切りや分割も難しい構造になりがちです。
⑤ 「廊下」という“余白”がない
廊下の先に窓があると抜け感があり、ちょっとしたニッチや飾り棚を設ける楽しみも。
廊下のある家に戻ってみて、そんな“ゆとり”の魅力も感じました。

結論:私と家族には「廊下なし」が合っていた
とにかく合理的。無駄がない。
それが私たち家族にとっての答えでした。
とはいえ、廊下ありの良さも今回あらためて実感。
どちらが正解というより、ライフスタイルや価値観に合う選択が大切ですね。
これから家づくりをする人の参考になったら嬉しいです。
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