『熊本地震4.16あの日僕たちは LINEでつないだ避難所運営の記録』を読みました。
これは、自分たちも被災しながら避難所運営に携わった熊本県立大学の学生さんたちの
LINEの記録です。
よりリアルに当時の状況を伝えるため、ほぼ誤字脱字などを修正せずに表記してあります。
ですので、熊本県立大学を知らない私が読むと分かりにくい部分はありますが、
避難所の状況は本当にリアルに伝わってくる。
ポツポツと色々な所で立ち上がったボランティアグループを統合して避難所運営をしていくのだが…
親目線で読んでしまうよね。
こんな子に育ったら、さぞかし親は嬉しいだろう。
最終的に200人て。
LINEグループがそんなに沢山参加できることにもビックリしたよ。
でね、本を読んで思ったこと。
特にこの2つが印象に残りました。
トイレのことについてのLINEのやり取りがとても多いんです。
一日食べなくても何とかなるけど、トイレは絶対しますよね。
災害時のトイレの重要性を再確認して、簡易トイレを購入。
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ボランティアに参加した学生さんが、被災者の方に「トイレ、どうでしたか?」って聞いたら、
「普通だったよ」って返ってきたと。
これがとても嬉しかったと書かれていました。
災害時に普通のトイレを維持するのって並大抵の努力じゃ出来ない。
と、この本を読んでいて本当に実感しました。
そして車ね。
田舎の場合、みんな車で非難するから渋滞します。
熊本県立大学も、車で非難してくる人や給水に来る人たちでごった返した様子が
LINEのやり取りから伝わってきます。
やり取りの中に逆走車が多いと何度も出てきました。
私の住む地域の小中学校の引渡し訓練も、
学校からは『車で来るな』と言われるが
みんな車で迎えに行ってしまう。
学校の周りが大渋滞になったことも。
もちろん、学校の中も大渋滞。
雨の日だって渋滞するし、そこ止めちゃダメだよってとこに止めるオバチャンも出てくる始末(笑)
3.11の時だって、やっぱりみんな車で学校へ迎えに行きました。
これは、学校まで距離もあるし、子どもが心配だし、仕方のないことなんじゃないかなー
と、いつも思っていた。
だから、車で来るなと言わずに
避難訓練は車の誘導をする訓練をした方が良いんじゃないか?と。
本には、LINEがあったことで、離れた駐車場の状況も共有することが出来たと書かれていた。
『私たち学生にとってSNSは生活の一部で、特にLINEは日頃から欠かすことのできない情報共有手段だった』と。
使い慣れたLINEがあったことで、避難所の運営が行えた。
ちょっと待ったー!!!
オバチャンたちにとっても
、LINEは必須だわ。
というわけで、オバチャンだって何かの役に立てるはず。
災害が起こらないことを祈りたいけど、万が一に備えてオバチャンも、
『熊本地震4.16あの日僕たちは LINEでつないだ避難所運営の記録』を読んでおくことを
おすすめします。
なんちゃら婦人会とか、削ぎモン理事会なんてグループLINEが
誰かの役に立つときが来るやもしれん。
この流れで、素晴らしいまとめ(笑)
整理収納アドバイザーの大先輩塚本さんが誘ってくれて、
一緒に防災士の試験を受けました。
見事二人で合格!!
なんとも良いオチでした。
うん、落ちてない。受かったよ(笑)