本多恵理子さんの『料理が苦痛だ
「料理が苦痛だ」なんて、
「それな!!」って返すしかない。
この記事を見て共感したのが、「今日は簡単にカレーでいいよ」。
って、カレーは簡単じゃない。
ほんと、「それな!!」。
本を読んでいると、もう「それな!!」連発。
簡単ていうのは、白米に塩をかけたモノを指すとか。
私はムリしないタイプだから、嫌だと思ったら作らない。
私が頼りにしている、すき家。
牛丼のミニでもお腹いっぱいになれる。
たったの290円。
特に節約しながら料理しているわけじゃないから、すき家で買った方が安いよな…
っていつも思う(笑)
作り続けると、本当に不満がたまる一方だから、イヤだと思ったら絶対にやめた方がいい。
それも、本多さんは「最低5日は一切料理をするのをやめてみて」と言っている。
確かに、それくらいやめたら、やってみようかなって気になる。
更に、
「それな!!」ポイント。
料理が嫌いな人は、料理が下手くそな人ではない。
実は私の夫は料理人。
その夫に「センスはある」と言われる(笑)
自分でも、そう思うが(←思うんかい)嫌いは嫌い。
嫌いな理由に、やっぱりモチベーションが上がらないってのがある。
そんな私のような人のために、ちょっとの手間で褒められる料理に変えてくれるポイントも書いてある。
そのちょっとが、ホントにちょっとだから料理嫌いでも出来るレベル。
ただね、1つだけ…
「やり始めるとやる気は出てくる」とよく言うけど、その「やり始める」ための「やる気」が出ないんだよ。
って書いてある。
これも、「それな!!」って一番共感したポイントなんだけど、
とりあえず「簡単なことからやってみる」と。
やっぱり、そうかー。
もちろん、本当にやりたくなかったら、やらなきゃいいと何度も書いてありますよ。
料理はやらなきゃいいけど、仕事はそういうわけにはいかないですよね。
で、パソコンに向かうとブログもツラツラ書いてしまう。そんなもんだ。
というわけでツラツラと書いてみたけど、レビューを見たら共感できない方もいるようで。
料理が苦痛な人以外が読んでも、なにも得るものがない。
料理が苦手で普段あまりしないので、参考になればと思い、読みました。この本のターゲット層は「真面目に料理を作り続けて、料理が苦痛になっている人」なので、そもそも料理が楽しい人、ほどほどに料理を手を抜いて作ることができる人、そもそも作っていない人にはなにも参考になる内容はありません。
本の構成は「著者の生い立ち」「料理を作らないことの勧め」「簡単に作れるレシピ」になっています。
著者は料理の苦痛をなくすために「作らないこと」を推奨していますが、「どうすれば料理が楽しくなるか」にはあまり原稿は割かれていません。
文字量も非常に少なく、学べることが少ない本でした。著者のターゲット像に当てはまらない人には読むことをおすすめしません。
確かに、料理嫌いを克服しようとして読む本ではない。
うまく立ち回れるようになるために読む本だと思う。
私は完全に著者のターゲット像そのもの。
料理が楽しくなるなんて期待してないし。
料理が苦手というより、苦痛ってのがポイントなのかも。
毎日の料理が「めんどくさー」って思っている人は、気持ちが軽くなるはずだから是非読んでみて。
( ̄m ̄〃)ぷぷっ!っと笑えるエピソードもちょいちょい出てきて面白いです。