先日、老人ホームにいる祖父に会いに行きました。
生き方だけでなく、片付けや掃除についても学ぶことがとても多く、本当に尊敬できる人です。
今日は、そんな祖父について書いてみます。
祖父はもうすぐ95歳。
3年ほど前に祖母が亡くなり、その1か月後に住み慣れた家を売り老人ホームに入りました。
とにかく潔い人です。
その祖父の入居している老人ホームの建物が、老朽化のため建て替えをすることに。
そこで、隣に新しく建てた建物へ引っ越し。
引っ越す前は、「狭くなるし、面倒だ」と言っていました。
実際、すべて業者さんがやってくれるので、身一つで移るだけ。
気持ち的に億劫だったのだと思います。
が、移ってみたら「とっても快適」と。
いつも、現状に不満を持つことなく「幸せだ」と言っている人なのですが。
祖父が特に快適と感じた理由は、造り付けの収納が充実している。
収納家具を置かなくて済むようになったから。
「床にモノがないって気持ちがいいね」って。
「先が短いから、そんなに持っていたってしょうがない」と、祖父はよく言っています。
95歳のミニマリスト。
なかなかいないと思います。
「整理っていうのは、捨てることだと思うんだよ」
整理収納アドバイザーのテキストに書いてあるようなことまで(笑)
今回、カラーボックスや衣装ケースなどを処分出来たことが、本当にスッキリしたようです。
狭くなって不満を口にする方が多いのは「家具を捨てないから」と。
実際、私が遊びに行った時に引っ越し中の部屋がありましたが…
入りきらないモノが廊下にも積まれている^_^;
ご子息の方と、モノをどうするかの話し合いもしていたようです。
ところで…
老人ホームを対象に貸倉庫って、需要があると思いませんか?
捨てられないもんは捨てられないんだもん。
祖父のようなミニマリストは稀。
そりゃ、捨てられたら捨てた方がいいけど、そこで言い争っていたってしょうがない。
モノを捨てられない親との実家片付けのポイントは、もしものことがあった時に、見ないで捨てて良いモノを分かるようにしておくこと。