シャワーだけで、油性マジックが落ちる。
そんな動画を見たことはありませんか？
洗剤も、ゴシゴシこする力も使わず、
水を当てるだけで汚れが浮いていく。
あれが、**ウルトラファインバブル（UFB）**のイメージです。
UFBとは何か
ウルトラファインバブル（UFB）とは、
直径1µm（マイクロメートル）未満の、
目に見えないほど小さな泡が
水の中に含まれた状態のこと。
めちゃくちゃ細かい泡が
汚れのすき間に入り込み、
こすらなくても汚れが離れやすくなる
という性質があるとされています。
また、普通の泡のように
すぐ浮かんで消えるのではなく、
微細なため水中に数ヶ月もの間
滞留しているそうです。
ウルトラファインバブル（UFB）導入の理由
このウルトラファインバブルを
我が家で導入した一番の理由は、愛犬。
レイちゃんの皮膚のためです。
獣医さんからは
週に1〜2回のシャンプーを勧められていました。
また、トリミングサロンでは毎回
マイクロバブルでのシャワー&温浴オプションを追加。
それなら、
トリミングのときだけ特別な水を使うのではなく、
家でのシャンプーの水も変えられれば…
そう考えて、
リノベのタイミングで導入を決めました。
我が家で入れたのは UFB DUAL®
我が家で導入したのは、
家の元栓に取り付けるタイプの
**UFB DUAL®**です。
シャワーヘッドや特定の蛇口だけを
ウルトラファインバブルにするタイプではなく、
元栓に設置することで、
お風呂・洗面・キッチン・洗濯など、
家中すべての水がウルトラファインバブル水になります。
フィルター交換不要・メンテナンスなし
UFB DUAL®を選んだ理由のひとつが、
フィルター交換が不要なことでした。
水回りの設備は、
性能だけでなく
「あとから何が必要になるか」も重要。
定期的なカートリッジ交換や
メンテナンスが必要なものだと、
どうしても手間もコストも増えてしまいます。
その点、UFB DUAL®は
基本的に設置したらそのまま使い続けられる仕様。
日常管理が増えないのは、
我が家にとって大きなポイントでした。
保証10年という安心感
もうひとつ決め手になったのが、
10年保証です。
水道の元栓に関わる設備なので、
「万が一のときどうなるか」は
正直かなり気になるところ。
保証期間が長いことで、
家づくりの設備のひとつとして
安心して組み込めると感じました。
価格とコスパの考え方
価格は、
設置費込みで30万円ちょっと。（2024年）
決して安い買い物ではありません。
ただ、
シャワーヘッドだけを
ウルトラファインバブルにする場合、
使える場所はどうしても限定されます。
その点、元栓タイプは
家中すべての水が対象。
- 犬のケア
- 洗濯
- 食洗機
- 排水口
- 人の肌や髪
生活の中で使う水すべてが同じ条件になると考えると、
コストパフォーマンスは悪くない
と判断しました。
家中の水がウルトラファインバブルということは、
家中全ての排水管の汚れも防止できるということです！
「考えなくていい」ことも価値だった
個人的に一番大きかったのは、
使い分けを考えなくていいこと。
「これはUFBの水で」
「これは普通の水で」
と意識しなくても、
蛇口をひねれば常に同じ水。
犬のケアも、
家事も、
掃除も、
水について迷わなくていい。
これは、
あとからじわじわ効いてくる
“ラクさ”だと感じています。
公式ページ
▶︎ UFB DUAL®公式ページ
引っ越し直後は、効果が分かりにくい
ウルトラファインバブルを入れて感じたことを書く前に、
正直に書いておきたい前提があります。
今回の引っ越しで、
水回りはほぼすべて新しくなりました。
お風呂も、洗面も、キッチンも、配管も。
前の家を建てたのは10年以上前なので、
設備そのものが進化しているのは間違いありません。
比べられたから分かった、ヌメヌメの変化
引っ越し直後は、
水回りがすべて新品だったこともあり、
正直、ウルトラファインバブルの効果は
分かりにくい状態でした。
そんな中で、
「これは比べられる」「これは分かりやすい」
と感じたのが、ヌメヌメ感でした。
犬の水のボウル
まず分かりやすかったのが、
犬の水を入れているボウルです。
以前は、
2〜3回水を飲んだだけでも、
内側が少しヌメる感じがありました。
今は、
同じように水を替えていても、
ヌメッとした感触がほとんどありません。
ドラム式洗濯機の排水フィルター
もうひとつが、
ドラム式洗濯機の排水フィルター。
ここは、
洗剤の種類や洗濯頻度が
大きく変わったわけではありません。
それでも、
掃除のときに触った感触が、
以前より
ヌメヌメしていないと感じました。
排水フィルターは、
洗剤カスや皮脂汚れが溜まりやすく、
条件がそろうと
すぐにヌメリが出やすい場所。
だからこそ、
ここで違いを感じたのは
「気のせい」では片づけにくいな、
と思っています。
ヌメヌメは「汚れ＋菌の膜」
ヌメヌメの正体は、
汚れそのものというより、
汚れと菌が作る膜（バイオフィルム）。
完全になくなるわけではありませんが、
定着しにくくなっているとしたら、
生活の中では十分ありがたい変化です。
新品だから、で説明できる部分もある
もちろん、
引っ越してすべてが新品なので、
設備の進化や初期状態の良さも
影響していると思います。
ただ、
条件が近い場所で、
触った感覚に違いが出たことは事実です。
分かりやすかった変化のひとつが、娘の髪
ヌメヌメの変化に続いて、
もうひとつ「これは分かりやすいかも」と感じたのが、
髪の毛でした。
といっても、
自分の髪ではありません。
結婚して別に暮らしている娘が、
我が家に遊びに来たときのこと。
「なんか、こっちの家だと
髪がまとまりやすい気がする」
そんなことを、言っていました。
「広がりにくい」
「まとまりやすい」
という感想が出るのは、
水以外に思い当たる理由がありませんでした。
誤解のないように書いておくと、
これは
「ツヤツヤになる」「若返る」
といった美容効果の話ではありません。
ウルトラファインバブルは、
何かを足して潤す水というより、
余計なものが残りにくい水
なのかな、と感じています。
- 皮脂
- スタイリング剤
- すすぎ残し
そういったものが
ムラなく流れ、
結果として
髪が軽く、扱いやすくなる。
あくまで体感ですが、
ヌメヌメの話と
根っこは同じだと思っています。
お風呂は、前より汚れにくくなった実感はある
お風呂については、
前の家より汚れにくくなった実感はあります。
ただ、これを
「ウルトラファインバブルの効果」と
言い切るのは違うかな、と思っています。
この10年で、お風呂の設備はかなり進化している
前の家を建てたのは、10年以上前。
その間に、
- 表面加工
- 排水口の構造
- 水の流れ方
お風呂の設備自体は、
企業努力によって
かなり汚れにくく進化しているはずです。
今回の引っ越しでは、
お風呂も配管もすべて新品。
その状態で
ウルトラファインバブルを使っているため、
水の効果だけを切り分けて評価するのは難しい
というのが正直なところです。
排水口もヌメりにくい「気はする」
ひとつ挙げるとすれば、
お風呂の排水口も、
前の家よりヌメりにくい気はしています。
ただ、
これも
- 排水口の形状
- 素材
- 掃除のしやすさ
といった
設備側の進化で説明できる部分もありそうです。
分からないことは、分からないまま
お風呂に関しては、
「前より汚れにくい実感はある。
でも、それが水なのか、
設備の進化なのかは分からない」
というのが、いちばん正直な結論です。
同じ条件で比較したかったー💧
犬の皮膚については、正直よく分からない
犬の皮膚についても、
ウルトラファインバブルの効果を
はっきり切り分けて語るのは難しい状況です。
引っ越し後、薬を変えて劇的に改善した
引っ越してから3か月ほど経った頃、
レイちゃんは
皮膚の薬を変更しました。
そこから、
皮膚の状態は驚くほど安定。
正直、
「ウルトラファインバブルが効いたのか？」
と考える前に、これは完全に
薬がしっかり効いたという印象の方が
圧倒的に強いです。
今は、家で洗う必要がなくなった
皮膚の調子が良すぎて、
今のレイちゃんは
月1回のトリミングで十分。
家でシャンプーをする必要が
ほぼなくなってしまいました。
この状態だと、
「水がどうだったか」を
検証する余地がほとんどありません。
良かったのか、
悪かったのか。
正直、判断できないというのが本音です。
チーン。
同じアトピー体質の「ももたろう」
一方で、
現在お預かりしているももたろうも、
同じように
アトピー体質の犬です。
ももたろうをお預かりしている経緯
ももたろうは、
今も週に1回のシャンプーが必要な状態。
我が家に来てから
まだ1か月ちょっとなので、
ウルトラファインバブルの効果について
何か言える段階ではありません。
それでも、少しでも良くなればと思っている
劇的に変わる、とは思っていません。
ただ、
- 洗うときの刺激
- 洗った後の皮膚の状態
- 悪化のスピード
こういったものが
少しでも穏やかになれば、
それだけで意味はあると思っています。
特に気になっているのが、よだれやけ
ももたろうで
今いちばん気になっているのが、
口周りのよだれやけです。
かなり赤く、
被毛も変色しています。
ここから先は、
- ガーゼで拭くケア
- 飲み水としてのUFB
- 今後期待していること
について書いていきます。
ももたろうのよだれやけと、口周りのケア
ももたろうの皮膚全体を見ると、
そこまで真っ赤というわけではありません。
体や足先の皮膚状態は、
「ひどく荒れている」という印象ではなく、
今のところは
比較的落ち着いている方だと思っています。
それでも気になるのは、口周り
ただ、
口周りのよだれやけだけは別。
被毛の変色がはっきりしていて、
どうしても目につきます。
シャンプーはしている。でも限界はある
ももたろうは、
皮膚の状態に合わせて
定期的にシャンプーもしています。
保湿もしています。
ただ、
口周りについては、
さすがに
毎日、しかも1日に何度も洗うわけにはいきません。
だから、
洗うケアではなく、
拭くケアを中心にしています。
ウルトラファインバブルの水で拭くことで、期待していること
口周りのケアでは、
ウルトラファインバブルの水を
ガーゼに含ませて拭くようにしています。
これでよだれやけが
一気に治るとは思っていませんが、
いくつか期待している点はあります。
まずひとつは、
汚れやよだれが、皮膚や被毛に定着しにくいこと。
ウルトラファインバブルは、
目に見えないほど小さな泡が
水の中に含まれているため、
皮脂や汚れの周りに入り込みやすいとされています。
ゴシゴシこすらなくても、
その日の汚れを
やさしく落としやすい。
口周りのように
刺激を増やしたくない場所では、
この点は大きいと感じています。
もうひとつは、
拭いたあとにヌルつきが残りにくいこと。
よだれやけは、
濡れた状態が続いたり、
汚れが皮膚に残ったりすることで
悪化しやすいと言われています。
ウルトラファインバブルの水で拭くと、
余計な成分を残さず、
さっとリセットできている？
と思い込んでいます笑
また、
飲み水としても同じ水を使っていることで、
口周りに付着する水自体が
常に同じ条件になる。
ガーゼで拭く水と、
普段飲んでいる水が同じ、
というのは
ケアとしても分かりやすく、
迷いが少ないと感じています。
もちろん、
これは薬の代わりになるものではありませんし、
医療的な効果を期待するものでもありません。
ただ、
- 余計な刺激を増やさない
- 汚れをため込まない
- 悪化しやすい条件を減らす
という意味では、
口周りケアのひとつとして
続ける理由はあると感じています。
「期待しすぎない」けど、「やめる理由もない」
よだれやけについては、
期待しすぎないようにはしています。
生活の中でできることを
無理なく続ける。
それが、少しでも良い方向に行けば…
と思っています。
まとめ｜入れるなら「一部」より「家中」がおすすめ
ウルトラファインバブルについて書いてきましたが、
正直なところ、
「ここが劇的に変わった」と
一か所を指差せる設備ではありません。
はっきり言って、私も愛犬の皮膚が弱くなければ
入れなかったと思います。
ただ、もし
シャワーだけにしようか、
洗濯機だけにしようか、
と迷っているなら、
思い切って家中に入れてしまう
という選択は、かなりアリだと思います。
実際に家中の排水管が綺麗になるとしたら
めっちゃ良いと思うもの😆
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