最近は、コンセントにもデザイン性を求める流れがきています。
Panasonicの「アドバンスシリーズ」など、マットな質感・フラットな形状・カラー展開が豊富で、空間に馴染む“おしゃれなコンセント”として人気。
こうした選択肢が増えた背景には、
「コンセントって、実は結構目立つし、ちょっとダサい」
という意識が広まってきたことがあると思っています。
標準は約25cm。でも、それって本当にベスト?
一般的に、コンセントの設置高さは床から約25cmが標準とされています。

もちろん、この高さにしておけば、使い勝手は悪くないし、施工側としても“迷わない”ベーシックな位置。
でも実際暮らしてみると、この25cmが意外と目立つ。

低い位置とはいえ、壁の余白の中にしっかり存在感が出る。
これが、空間に“生活感”を与える正体かもしれません。
本当に必要なのは「目立たせない工夫」かもしれない
私が本当にやってよかったと思っているのは、目立たないように工夫することでした。
おしゃれなコンセントも素敵だと思うし、わが家でも寝室や子ども部屋にはアドバンスシリーズを使っています。
でも、空間がいちばん整って見えるのは、やっぱり“主張してこない”コンセント。
低めの位置に横型で設置しただけなのに、ノイズになりにくい。

“コンセント”の存在感が薄まるだけで、壁も、部屋もがスッとまとまって見える気がします。
わが家では、横型+低めで“気配を消す”設置に
LDKは、横型(家具用)コンセントを、床から約10cmの高さに設置しました。

この位置にすると…
- 視界に入りにくい
- 壁がスッキリ整って見える
- 挿したコードが“だらん”と垂れにくい

おしゃれかどうかより、存在感がないというのがいちばんのメリットです。
縦型を使った場所もあるけれど…
もちろんすべての場所で“低め&横型”にしたわけではありません。
寝室や子ども部屋では、壁紙の色や必要な口数の都合で、アドバンスシリーズ(縦型)を使い、高さは15cm程度に設定しました。

縦型なので、少しだけ高めの位置にしましたが、やはりコンセント自体も、垂れるコードもなるべく目立たなくしたい!

低めの位置は見た目が整いますが、コードを抜き差しするときは、少し屈む必要があるのがデメリット。
“使いやすさ”を優先した場所も
家族しか使わないような場所、たとえば脱衣所などは、見た目よりも使いやすさ重視で高さ約120cmに。

この位置だと、立ったままサッと抜き差しできて便利です。
さらに、おしゃれとは言えないコスモシリーズ。
視界にはかなり入ってくるので、見た目のノイズは出やすい。
見た目にこだわるところと、使いやすさ第一優先のところ、メリハリを大事にしています笑
まとめ|おしゃれなコンセントより、“目立たせない”という選択
コンセントって、意外と空間の印象を左右するアイテム。

「ダサいからおしゃれなものを選ぶ」のも一つの手ですが、実はそれよりも、“そもそも目立たないようにする”方が空間が整って見えると感じました。
おしゃれかどうかの前に、「どこにどう付けるか」。
それだけで、暮らしの見え方がぐっと変わるなと実感しています。
