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犬が滑る床に“愛犬の床”を施工|劇的じゃないけど効果アリ、でも剥げました。

犬が滑る床に“愛犬の床”を施工|劇的じゃないけど効果アリ、でも剥げました。

昨年まで住んでいた平屋の家は、建てた当初は犬を飼う予定はありませんでした。

個室以外は DAIKEN の大理石調フロア「グラフィアートスーパーファイン」を採用。ホワイトインテリアに映えて、高級感と清潔感がある見た目が気に入って選びました。

目次

床が滑る問題と「愛犬の床」との出会い

でも、実際に犬と暮らしてみると、この床がものすごく滑る。

たまたま聴いていたラジオで、ファイトマネーの一部を保護犬団体に寄付している格闘家の方が出演していて、その方が「愛犬の床」と契約しているという話をしていたんです。

それがきっかけで、「愛犬の床」という滑り止めコーティングを知りました。

資料請求とサンプルチェック

早速、資料を取り寄せてみると、半分だけコーティングが施工されたサンプルが入っていました。

触った感じ、確かに滑りにくい。キュッと止まる感触があります。

ただ、仕上がりはかなりの鏡面仕上げ。

サンプルに入っていたフローリング材は、半分だけツルツル・テカテカ。

最近の流行りはツルツルテカテカのフローリングではなく、無垢材に近いマットな感じ。

ぶっちゃけ、ツルツルテカテカは平成感が出るな…って思いました。

さらに、ハンドクリームを塗った手で触ると、指紋がべったりとつくレベルです。

フローリングが足跡や皮脂で汚れて見えるのはちょっと……ということで、マットな仕上がりの滑り止めコーティングを探したのですが、見つけられませんでした。

施工範囲と対応

結果的に、我が家ではグラフィアートスーパーファインを使用していた LDK と玄関だけ、「愛犬の床」のエコプロコートを施工してもらうことにしました。

グラフィアートスーパーファインはもともとツルツルテカテカ素材。

その上に鏡面仕上げのコーティングは清潔感が増して◎だと思います。

ちなみに、トイレ・洗面所・脱衣所もグラフィアートスーパーファインでしたが、犬が入ることがほぼない場所だったので、そこはケチって施工していません。

「愛犬の床」は、一部を無料で試し施工してくれたうえで、その後に見積もりを出してくれます。

我が家の床(グラフィアートスーパーファイン)は普通のフローリングではなく大理石調のため、通常の施工工程では剥げてしまいました。

愛犬の床:公式サイトからの施工手順

愛犬の床の公式サイト(https://www.aikennoyuka.com/)によると、標準的な施工の流れは以下の通りです:

  1. 清掃・洗浄:まずは床面のゴミやホコリ、油分などを丁寧に取り除きます。
  2. 下地処理:段差やキズ、床鳴りなどの下地の不備をチェックし、必要があれば補修。
  3. 密着性テスト:サンプル施工による密着確認を行い、適切な下地処理方法を見極めます。
  4. プライマー塗布:床材に密着性をもたせるための下塗り。
  5. エコプロコート塗布:滑り止め・保護機能を兼ねた仕上げ材を塗布します。
  6. UVライトによる硬化:乾燥というより、ジェルネイルのようにUVライトで硬化させる方式。
  7. 最終チェック・完成確認:光の反射やムラ、滑り止め性能の確認などを行い、問題なければ完了です。

我が家では、この工程にさらに一手間かけてもらって、ようやく剥げずに施工することができました。

施工当日の様子と実感

施工当日は、家具を移動して、他の部屋にこもって過ごしました。

入居前に施工するのが理想だと思いますが、1日で作業が終わって、その日のうちに歩けるようになるのは助かりました。

施工前は本当にツルッツルで、犬はもちろん人間も滑るほどだったので、施工後はかなり滑りにくくなりました。

むしろ、人間の方が今までの感覚で歩くと「キュッ」と引っかかって転びそうになるくらい。

慣れるまでに少し時間がかかりました。

ただし、完全に滑らないか?というと、そうではありません。

ペット用フローリングのようなザラザラ感で摩擦が増すタイプではなく、キュキュッと止まる感じなので、掃除が甘かったり、施工後年数が経ってくるとやっぱり少し効果が落ちる印象です。

また、大型犬の場合はもっと滑る気がします。

コーティングの副効果と保証

滑りにくさばかり書いてきましたが、コーティングには汚れや傷防止の効果もあります。

なので、「やるなら入居前がベスト」だと思います。

ただ、最近のフローリングは驚くほど高性能。

そもそも防傷目的でのコーティングは必要ないと感じています。

ちなみに、「愛犬の床」には20年保証があります。

我が家も、実際に剥げた部分がありましたが、施工後3年ほどの間に2回、保証で直してもっています。

我が家みたいな剥げやすい床材でも、20年間何度でも無料で直してくれるっていう安心感はハンパない!

黄色いマステが貼ってある部分が剥げているところ。

だいぶわかりにくいですが、結構何箇所も剥げています。黒い点々は、元々の傷です。

普通のフローリングであれば、剥げる心配はかなり少ないと思います。

我が家のような、もともとツルツルした床材だと、どうしても剥げやすいです。

それでも、「滑りすぎて危険だった」状況を改善できたので、やって良かったと思っています。

フローリング貼り替えという選択肢

最近リノベした実家や現在の自宅のフローリングで実感しているのですが、最近のフローリングは本当に丈夫です。

傷もつきにくく、汚れにも強い。 だから、もし目的が「傷や汚れ防止」であれば、わざわざコーティングをする必要はないと思っています。

となると、「今、傷だらけで滑るフローリング」にコーティングを施すよりも、**いっそ貼り替えて新しいフローリングにした方がいいのでは?**とも感じています。

コーティングも決して安くはないですし、私だったらさらにお金がかかっても貼り替えたいかも、と思いました。

では、なぜ我が家では貼り替えなかったのかというと——床暖房が入っていたからです。

床を剥がすと床暖が壊れる恐れがあるということで、泣く泣くコーティングを選びました。

クッションフロアという選択肢

なお、寝室や子ども部屋のフローリングには、上からペット対応のクッションフロアを貼っています。

クッションフロアは、重たい家具を置くと凹んだり、傷(削れ)がつきやすい。

ただ、フローリングを貼り替えと比べると、かなり気軽に貼り替えられます。

その時々の好みやトレンドに合わせて床の雰囲気を変えられるのは、クッションフロアのメリットだと思います。

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「エコプロコート」を施工したのは3年半前。

ですが、その直後に引っ越すことが決まってしまって、少しもったいなかったかな?という気持ちもあります。

ただ、施工から3年間、恩恵が受けられて愛犬の足腰の負担を減らすことができたと思えば◎ですね。

まとめ

「愛犬の床」は、床材の種類や犬のサイズ、ライフスタイルによって向き・不向きはあると思います。

でも、我が家のように「滑りすぎて危険」という状況をなんとかしたいという方にとっては、十分に検討の価値があると感じました。

この体験談が、「愛犬の床」を検討している方の参考になればうれしいです。

現在は実家のマンションをリノベして住んでいるので、ペット対応フローリングを使っています。

滑りにくさでいうと、愛犬の床とペット対応フローリングは同じくらいです。

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