『間取りの方程式』という本を読みました。
この本を読んで、一番参考になるのは、これから狭小住宅を建てる方かな…と思います。
…が、これから引っ越しをされる方や、収納の見直しをされる方にも、参考になることが書かれていました。
収納場所を床面積で計算しない
『何畳分のウォークインクローゼットが必要』って考え方をしない。
長さや体積に換算するんですって!!
なるほどな!と思いましたよ。
例えば、ハンガーに掛ける洋服は長さで計算する。
洋服自体の長さじゃないですよ。
掛けて並べた時に必要なハンガーポールの長さです。
例えば…
我が家のハンガーポールの高さ、熟考して決めました。
ハンガーポールって、180㎝くらいの高さに付いているのが普通。
だから、トップス用に2本に付ける場合は、90㎝。
しかし、90㎝では、レディースのブラウスくらいしか掛けられません。
そこで、我が家はトップスを掛けるハンバーポールを、上段2m、下段1mの位置に付けました。
以前住んでいた家のクローゼットでは、180㎝の高さに掛けるしかなかった夫のジャケット。
この高さがあれば、床に付くことなく掛けられます。
以前なら、同じ量を掛けて収納しようと思ったら、もっと床面積が必要でした。
ハンガーポールの高さをムダのない高さにしたことで、同じ長さのハンガーポールが、
以前より少ない床面積で収まったってわけ。
他にも、靴や本なども、長さ変換すると良いですよ…って書かれていた。
本を並べた時に、何㎝になるかな?って。
当たり前だけど、同じ幅と奥行きの本棚だって、段数よって入る量が全然違いますからね。
今まで、これだけの収納スペースが必要だったから…というザックリな考え方だと
ムダな空間が多くできてしまう。
長さで考えると、ムダのない収納が作れるよって、ことですね。
そして、畳む衣類などは体積で。
これも、どれだけの床面積を占領していたかというよりも、
今ある衣装ケースを積み重ねた所をイメージしてって書いてある。
高さも合わせて3Dで考えると良いよってことでしょうね。
本に載っている間取りも、極小地でも縦を活かした間取りが沢山です。
2Dではなく、3Dで…
家具も同じ。
幅と奥行きだけを見て『ココに置けるのか』だけで判断してしまいがち。
ちゃんと、高さも計って、出来れば同じ幅×奥行き×高さのモノを積み重ねてみると良いと思う。
意外に圧迫感があって、こんなはずじゃなかったー。って自体を防げますよ。
一般的より、自分基準
先程、我が家のクローゼットのハンガーポールの高さを書きましたが、
あれは、我が家にとっての最適な高さ。
自分たちの持っている服や、身長に合わせて決めました。
自分基準で収納を作ると、ムダの出にくい収納が作れますよ~。
長い服を掛けるハンガーポールの高さも標準にはしていません。
詳しくは↓コチラの記事をどうぞ。
同じシリーズのこの2冊もおすすめです。これを見ないで家を建てたら損すると思う。