30代ママさんから、こんなコメントをいただきました。
はじめまして。ブログからいつも勉強させていただいております。
子供が起きたらスマホを触る時間もないので、早朝のコメントお許しください。
「死んだら全部ゴミ」という言葉。本当にそうだと思います。
私の父母(60代)は捨てられない&どケチな人で、何でも取っておきます。
もともと5人で住んで自営業だった広い家をいいことに、いまでは父母2人住まいなのに、物を置くスペースがあるためどんどん物が増えるばかりです。
私は車で数分の距離に住んでいますが、里帰りするのがとても億劫で、子供を遊びに行かせるのもとても心配です。
母自身も義父と実弟の遺品整理に苦しんだくせに、その何倍も自分達は溜め込んでいます。
「このままじゃゴミ屋敷になる」と何度も話していますが子供(私)の言うことではなかなか響きません。
なんだか朝から暗い話で申し訳ありません…
こんな父母どうしたら断捨離の意識を持ってもらえるのでしょうか…?このまま私があの膨大な荷物を整理しなければならなくなるのでしょうか?
お忙しいなか恐縮ですがアドバイスをいただけたら幸いです…
実は、私も片付ける気のない人を動かすって、どうしたら良いんだ??と思い、
渡部亜矢さんの『実家の片付け』講座を拝聴したことがあります。
こちらに、そのことと母の実家片付けのことを書いています
渡部亜矢さんの講座を拝聴した後に著書も読んでみました。
お話しを聞いて、本も読んで思ったこと。
やっぱり、人の考え方を変えるのは容易じゃない。
私の実母も老前整理真っただ中。
「困っている人、いっぱいいるんだから、もう少し、そういう仕事をしたら?」と言われました。
「本人が片付けたいと思っているならともかく、子どもたちが思っているだけでは
親が亡くなった時に子どもたちが困らないための片付けにしかならない。
住んでいる人の生活が変わらないから、ハッキリ言って私はあまり乗り気ではない…」と、答えました。
渡部さんも仰っていましたが、親が捨てたくないと言ったら捨てられない。
子どもから見て、要らないな…と思うモノは『一時保管箱』に入れるんです。
そうしておけば、亡くなってしまった後にその箱は見ないで捨てられる。
親が元気なうちに仕分けをしておくことは、とっても意義があると思います。
でも、家の中からモノが減らないということは、それほど生活が快適になるわけではない。
せっかく片付けるなら、住んでいる人にこそ、片付いた家の快適さを実感してほしいな~と私は思ってしまいます(>_<)
とは言っても、親が亡くなってしまうとゴミまで思い出の品に見えてくる。
元気なうちに一緒にやった方が絶対に良いです。
渡部さんの著書プロが教える実家の片づけにも
一緒に片付けることで親と向き合えると書かれていましたが、
時間を共有することはモノより思い出になりますね。
本の中の親への声掛けの例が優しくて、こんな仏の心で片付けが進んだら素晴らしいなと思いました^_^;
渡部さんの著書の中で印象に残った部分を少しご紹介しますね。
「実家の片付け」のゴールはキレイな家ではない
①スッキリ片付けすぎない
②正論より習慣を大切にする
③ゴール設定を共有する
①スッキリ片付けすぎないというのは、
親世代はモノがないと落ち着かない場合も多い。
特に認知症等の場合は、配置が少し変わっただけでパニックになる。
②正論より習慣を大切にするは、私の大好きな合理主義は置いておく…ということ。
行動動線とかグルーピングとか言っちゃダメ。
たとえ、その収納が理にかなっていなくても、暮らしているのは親なんです。
親が使いやすいと思えば、定位置は変えずにそのままで。
③ゴール設定を共有するは、渡部さんが強くおっしゃっていること。
目的は、安全、安心、健康に暮らせる家。
危ないから片付けるんです。
だから、片付けは床から。
実際に片付けの手順も詳しく書かれていましたよ。
随所随所に孫をダシに使うような声掛けの例があって、やっぱり孫は原動力になるんじゃないかな。って私も思いました(^ー^* )
最後に…。
ショックを与えてしまいそうですが、渡部さんはプロです。
↓コチラの方が現実だろうなと思います。
なんと、8年もかかったケースも。
片付けている子どもも素人。
なんで、そんなの取っておくかな~?って思うモノも多々ありました。
でも、やっぱりコレが現実。
そして、片付けて亡くなった親に対しては思い出も美化されていくのではないかと感じます。
そんな親が自分で片付けたケースの中に「母は私の見本です」と書かれていた部分がありました。
これは子どもや孫に言われたら嬉しいんじゃないかな?と思います。
「いつまでも見本でいてほしい」も響くかもしれませんね。
30代ママさんのご両親はまだ60代。
こんな若いうちに危機感を持ってくれる娘さんがいるってラッキーですね。
是非、思い出話でもしながら仕分け作業をしてみてください。
祖父は私の見本です。
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